単語:biết
意味:知る、知っている、分かる、できる(文脈による)
類義語:hiểu(理解する)、nhận biết(認識する)、nắm rõ(よく把握している)、quen(知り合いである/見覚えがある)
対義語:không biết(知らない)、không rõ(はっきり分からない)、lờ mờ(ぼんやりしている)
解説:
「biết」はベトナム語で非常に基本的かつ使用範囲の広い動詞です。日本語の「知る」「知っている」「分かる」に近いですが、場面によって意味が少し変わります。たとえば「Tôi biết anh ấy.」は「私は彼を知っています」で、人物や物事に対して「知識として知っている」「面識がある」という意味になります。また「Biết rồi.」は「もう分かった」「承知した」というニュアンスで、日常会話でよく使われます。
さらに、「biết + 動詞」の形では「~できる」という意味になることもあります。たとえば「biết nói tiếng Việt」は「ベトナム語を話せる」という意味です。この用法では、単なる知識ではなく、ある技能や能力を持っていることを表します。
注意したいのは、「hiểu」が「内容を理解する」ことを強く表すのに対し、「biết」は「知識・認識・経験の有無」を表しやすい点です。たとえば「Tôi biết tiếng Nhật.」は「日本語が分かる/知っている」ですが、文脈によっては「日本語を解する」という広い意味になります。一方「Tôi hiểu bài này.」は「この文章/問題の内容を理解した」です。
また、「biết」は疑問文や否定文でもよく現れ、「Tôi không biết.」は「知りません」の定番表現です。非常に頻出するので、まずは「知っている」「分かる」「できる」の3つの意味の中心を押さえると使いやすくなります。
例文:
・Tôi biết anh ấy từ lâu rồi.
・Bạn có biết đường đến ga không?
・Cô ấy biết nói ba thứ tiếng.
・Tôi không biết câu trả lời này.