単語:thị nữ
意味:宮中や貴族の邸宅などで、女性の身の回りの世話や雑務を行う女性使用人、侍女、女中。特に古風・文語的な表現で、上位者に仕える女性を指します。現代ベトナム語では日常会話であまり使われず、歴史小説・時代劇・古典的文脈で見られます。
類義語:nữ hầu(女中・女使用人)、hầu nữ(侍女)、tỳ nữ(下女・侍女)、người hầu gái(女中、より口語的)
対義語:chủ nhân(主人)、tiểu thư(お嬢様・令嬢)、nữ chủ(女主人)、quý bà(上流の女性・奥様)
解説:
「thị nữ」は、単なる家事労働者というより、「女性が上位の人物に付き従い、身の回りの世話をする」という身分関係を含んだ語です。日本語では「侍女」「女官」「側仕え」に近いですが、宮廷の格式や古典的雰囲気が強い場合は「侍女」が自然です。
「nữ hầu」や「người hầu gái」は比較的一般的で、現代でも意味が通じやすい一方、「thị nữ」は古風で文学的です。また、相手に仕える役割だけでなく、控えめ・従属的な立場を含意することがあります。歴史物で王妃やお姫様のそばにいる女性、あるいは貴族の館で働く女性を描写する際に使われます。
日本語の「女中」は日常的にはやや古い言い方なので、文脈によっては「侍女」「女官」「付き人」と訳し分けると自然です。なお、現代の一般家庭の家政婦・メイドを指す語として使うとやや不自然になる場合があります。
例文:
・Cô ấy là một thị nữ trong hoàng cung.
・Thị nữ đứng hầu bên cạnh công chúa.
・Bà sai thị nữ mang trà đến phòng khách.